統合失調症とは?症状や治療法、薬の種類、生活や仕事探しの支援制度について紹介します。

2018/03/26
統合失調症は、幻覚や妄想などの症状がある精神疾患です。100人に1人がかかる病気とされ、決してめずらしいものではありません。統合失調症の症状や治療法、薬の種類に加え、統合失調症になった方の体験談や、利用できる福祉・就労支援制度なども紹介していきます。

目次

  1. 統合失調症とは?
  2. 統合失調症の原因は?遺伝するの?
  3. 統合失調症の主な症状は?
  4. 統合失調症の症状はどうやって現れる?ある芸能人の体験談を紹介
  5. 統合失調症の診断基準は?
  6. 統合失調症はどうやって治療するの?
  7. 統合失調症になったときに利用できる福祉サービスは?
  8. 統合失調症になったときに利用できる就労支援サービスは?
  9. 統合失調症の方に、周囲はどう接したらいい?
  10. 統合失調症まとめ

統合失調症とは?

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統合失調症は、思考や行動、感情などを1つの目的に沿ってまとめていく能力、つまり「統合」する脳の力が落ちたために、幻覚や妄想、まとまりのない行動が現れる病気です。

また、脳の力が消耗することで感情や意欲が沸きにくくなり、無気力になるような症状も出てきます。

どの年齢でも発症しますが、10代から20代半ばまでの発症が多いとされています。症状が続く期間は人によって異なり、数年続く方もいますし、10~20年間治療を続ける方もいます。
以前は“治らない”というイメージの強かった病気ですが、近年では新しい薬物が開発されるなど治療方法も発展し、学校や職場で日常生活を送ることができる方も増えてきています。

統合失調症という病名が使われるようになったのは2002年からです。それまでは精神分裂病や分裂病と呼ばれていました。しかし、病名に対してネガティブなイメージがあることから、統合失調症へと変更されました。

統合失調症の原因は?遺伝するの?

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統合失調症を引き起こす直接的な原因ははっきりとは分かっていません。脳で分泌されているドーパミンなどの神経伝達物質の過剰な働きが原因ではないかとする説が有名ですが、まだ解明されていないのが現状です。

ただ、脳の障害や遺伝的な体質と、進学や就職、結婚などの社会的・心理的ストレスなどが複合的に重なって発症する可能性が高いと言われています。

発症には遺伝の影響もありますが、遺伝が全てではありません。

たとえば、一卵性双生児が2人とも統合失調症を発症する確率は約50%とされています。また、統合失調症の母親から生まれた子どもが、同様に統合失調症を発症すると言われる割合は約10%という研究結果もあります。統合失調症の発症には、遺伝だけではなく、ストレスなどのさまざまな要因が関係しているのです。

統合失調症の主な症状は?

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統合失調症の症状は、大きく分けて「陽性症状」と「陰性症状」の2種類があり、同じ病気とは思えないくらいに症状が異なります。統合失調症というと、幻覚や妄想のイメージが強いと思いますが、これは発症の初期(急性期)に強く現れるもので、陽性症状の一種です。その後(維持期)は陰性症状といわれる気分の落ち込みやうつ症状が長く続きます。

陽性症状

統合失調症の初期にみられることが多い症状で、具体的なものは妄想や幻覚などです。

妄想

現実的にはありえないことを信じてしまうことです。「さっきすれ違った人は、私を襲おうとしている」「スパイに見張られている」「みんなが私の悪口を言っている」などの被害妄想や追跡妄想などがあります。

このほか、妄想に近い症状として、自分と他人との境界が弱くなってしまう自我障害と呼ばれる症状もあります。「自分の考えがみんなに筒抜けになっている」といった考想伝播などがその一つです。

幻覚

現実には起こっていないことが、まるで実際に見えたり聞こえたりしたように感じられることです。症状としては聴覚における幻覚が多く、「今すぐ〇〇へ向かえ」といった命令や、「お前は馬鹿だ」といったような本人を批判するようなものなどがあります。

陰性症状

陽性症状を経ると、本人の脳はエネルギーが不足した状態になり、感情が乏しくなったり、意欲の欠如が起きたりします。

そのため、身の回りのことに気が回らなくなったり、コミュニケーションがうまくいかなくなったりして日常生活に支障をきたすこともあり得ます。具体的な症状としては、以下のようなものがあります。
  • 感情の表現が乏しくなり、喜怒哀楽がなくなる
  • 意欲が下がり、やる気がなくなる
  • 考える力が低下し、話す内容が少なくなる。話の流れとは全く関係のないことを話したり、受け答えをしたりすることがある
  • コミュニケーションを取ることが難しくなり、塞ぎこみがちになる
  • 外出を控えるようになり、ひきこもりに発展することがある

統合失調症の症状はどうやって現れる?ある芸能人の体験談を紹介

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では、統合失調症の症状がどのように現れるのかという例を見てみましょう。

ここで紹介するのは、1990~2000年代の人気バラエティ番組に出演していたお笑いコンビ「松本ハウス」のハウス加賀谷さんの事例です。加賀谷さんは、著書の中で自身が統合失調症であることを公表しています。

加賀谷さんが統合失調症の症状に気付いたのは中学2年のころ。授業中、席の後ろから「加賀谷って臭いなあ」という幻聴が聞こえてきたそうです。
「かがちん、くっせーな!」
「なんだよ、このにおい、くせー!」
混乱した。どうしてみんな、ぼくのことを急に臭いと言い出したのだろう?
答えを探そうと思うほど、ぼくは霧の中へ迷い込んでいった。こうなったら、言っている本人にことの真相を問いただそう。ぼくは、次に声が聞こえた時、後ろを振り返ってみた。
「あれ?」
声の主である友達は、普通にノートを取っていた。
引用 : ハウス加賀谷・松本キック 「統合失調症がやってきた:p30」
高校に進んでさらに症状が悪化した加賀谷さんは、障害や病気のある方が共同生活を送るグループホームに入所。そこで症状がいったん落ち着き、お笑い芸人の仕事を始めました。

複数のテレビ番組への出演も決まり人気が高まりますが、忙しくなったことに伴って再び統合失調症の症状が悪化してしまったそうです。自宅の窓からスナイパーに狙われる妄想などに悩まされるようになり、芸能活動を休止しました。

その後、入院生活、そして、相性のよかった抗精神病薬との出会いを経て、加賀谷さんの症状は落ち着いていきます。アルバイトを通じて社会生活に復帰。2009年に芸人活動を再開し、現在もイベントなどで活躍されています。

加賀谷さんも、初期には陽性症状にとまどい、後には長く続く陰性症状で苦しんだ経緯を著書につづっています。

「陰性症状」は常にあり、感情の鈍磨、集中力や気力の低下、どんよりした気持ちの状態は続いた。
おねしょも二年間くらい治らなかった。介護用おむつをして寝るのだが、吸収する量を超えて、布団を汚してしまうこともしょっちゅうだった。
お風呂にも入らないし、歯も磨かない。髪の毛もひげも伸ばしっぱなし。
全部、面倒だった。
引用 : ハウス加賀谷・松本キック 「統合失調症がやってきた:p164」
このように統合失調症は、全く違った2つの症状に対処していく必要があるのです。

統合失調症の診断基準は?

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統合失調症は、大きくとらえると「統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群」という疾患分類の中に含まれる病気です。

2014年に出版されたアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)によると、統合失調症の診断基準は次のようになります。
A. 以下のうち2つ(またはそれ以上)、おのおのが1ヶ月(または治療が成功した際はより短い期間)ほとんどいつも存在いする。これらのうち少なくとも1つは(1)か(2)か(3)である。
(1)妄想
(2)幻覚
(3)まとまりのない発語(例:頻繁な脱線または滅裂)
(4)ひどくまとまりのない、または緊張病性の行動
(5)陰性症状(すなわち情動表出の減少、意識欠如)
B. 障害の始まり以降の期間の大部分で、仕事、対人関係、自己管理などの面で1つ以上の機能のレベルが病前に獲得していた水準よりも著しく低下している(または、小児期や青年期の発症の場合、期待される対人的、学業的、職業的水準にまで達しない)
C. 障害の持続的な兆候が少なくとも6ヶ月間存在する。この6ヶ月間の期間には、基準Aを満たす各症状(すなわち、活動期の症状)は少なくとも(または、治療が成功した場合にはより短い期間)存在しなければならないが、全駆期または残遺期の症状の存在する期間を含んでもよい。これらの前駆期または残遺期の期間では、障害の兆候は陰性症状のみか、もしくは基準Aにあげられた症状の2つまたはそれ以上が弱められた形(例:奇妙な信念、異常な知覚体験)で表されることがある。
D. 統合失調感情障害と「抑うつ障害または双極性障害、神経病性の特徴を伴う」が以下のいずれかの理由で除外されていること。
(1)活動期の症状と同時に、抑うつエピソード、躁病エピソードが発生していない。
(2)活動期の症状中に気分エピソードが発症していた場合、その持続期間の合計は疫病の活動期および残遺期の持続期間の合計の半分に満たない
E. その障害は、物質(例:乱用薬物、医薬品)または他の医学的疾患の生理学的作用によるものではない。
F. 自閉スペクトラム症や小児期発症のコミュニケーション症の病歴があれば、統合失調症の追加診断は、顕著な幻覚や妄想が、その他の統合失調症の診断の必須症状に加え、少なくとも1ヶ月(または、治療が成功した場合はより短い)ぞんざいする場合にのみ与えられる。
引用 : 日本精神神経学会 「DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル」

統合失調症はどうやって治療するの?

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統合失調症の治療方法には、薬物療法や精神療法のほか、社会生活の難しさを訓練によって克服していくソーシャルスキルトレーニング(SST)やデイケアなどがあります。

薬物療法

統合失調症の治療の中心となるのが薬物療法です。統合失調症を治療する抗精神病薬には定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬の2種類があります。

定型抗精神病薬は統合失調症の治療薬として長く使われてきた経緯があり、幻覚や妄想などの陽性症状に効果があります。

ただ、定型抗精神病薬はドーパミンを遮断する働きが強く、それによって症状を鎮静化する一方で、顔や首などの筋肉が硬直する、手が震える、体がだるくなる、ふらつくなどの副作用が出る場合があります。

最近になって使用されるようになった非定型抗精神病薬は、比較的副作用が少ないとされています。

統合失調症の薬については、副作用のために飲むのをためらったり、医師に相談をせずに減薬したりすることを考える方もいるかもしれませんが、それによって症状が悪化してしまうことも少なくありません。必ず医師の指示通りに服薬してください。

副作用が出た場合は、医師と話し合った上で、今後の服薬の方針を決めていきましょう。

精神療法

治療全体を通して、本人や家族が不安に思っていることや、症状によるトラブルや薬の副作用、家庭環境、人間関係などの悩みについて医師などの専門家が話を聞き、アドバイスをしたり話し合いをしたりしていきます。また、その中で本人自身がどんな状態にあるのか(病識)の理解を深めたりします。

ソーシャルスキルトレーニング(SST)

SSTは病院などで行われる生活技能訓練のことです。統合失調症になると、毎日の生活の中にある作業を順序立てて行うのが難しくなってしまうことがあります。

そこでSSTでは、毎日の着る服を準備する、お金を管理する、買い物をする、料理や掃除をする、などの日常生活の練習をします。また、具体的な対人関係の場面を想定して、どのように人と付き合っていけばいいのかの練習も行います。

デイケア

定期的にグループ活動に参加しながら、社会復帰への準備ができるサービスです。病院や精神保健福祉センター、保健所などで行われています。

出かける場所があることで本人の活動性を高めることができますし、決まった曜日、時間帯に通うので、通勤などの訓練にもなります。また、グループ活動を通じて、作業や人とのコミュニケーションに慣れることもできます。

デイケアのプログラム内容は、スポーツや料理、手芸、季節の行事などさまざまです。

統合失調症になったときに利用できる福祉サービスは?

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統合失調症になったとき、必要性が認められれば障害者手帳の交付や自立支援医療などの福祉サービスを利用することができます。利用を検討する場合は、市区町村の障害福祉窓口に相談してみましょう。

障害者手帳

障害のある方が取得することができる手帳のことで、統合失調症の場合は精神障害者保健福祉手帳が申請できます。手帳があると、障害者雇用という枠で、職場に症状に対する理解をしてもらいながら働くという選択肢も選ぶことができるようになります。また、障害の種類や程度に応じて様々な福祉サービスを受けることができます。

もちろん、持っているからといって必ず提示しなければいけないわけではありません。
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自立支援医療(精神通院医療)

心身の障害を取り除くためにかかる医療費の自己負担額を軽減する制度です。障害の種類や所得に応じて、ひと月当たりの負担額に上限が設定されています。

障害年金

障害や病気によって生活や仕事に支障が出た場合に支給される年金です。若くても受け取ることができ、働いていた場合でも、その障害によって仕事に支障が出ていると判断されれば支給されます。
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生活保護

病気やけがにより収入がない、もしくは不十分な場合に最低限度の生活を保障するために給付される制度です。

統合失調症になったときに利用できる就労支援サービスは?

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統合失調症によって今後の就職が不安な場合、仕事を辞めてしまった場合、そして、発症前と同じ仕事を続けるのが困難な場合、就労支援サービスを活用することができます。

就労支援サービスには、一般就労への準備や就職活動をサポートする就労移行支援、症状に理解のある職場で安定的に働くことのできる就労継続支援A型、就労継続支援B型があります。

いずれも、利用には市区町村での申請が必要です。

就労移行支援

一般企業への就労を目指す方に対して、働くための知識や能力を身に着ける職業訓練、職場探しや就職活動のサポート、また、就職した後も長く働けるように職場定着支援を行います。働いている方、休職中の方は利用できません。

就労移行支援事業所の利用を通した一般就労への移行率(就職率)は、2015年時点で22.4%です。
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就労継続支援A型

一般企業で働くことが難しいものの、一定の支援があれば継続して働くことができる方に働く場を提供するサービスです。特性に理解のある職場スタッフのサポートによって安定的に働くことが期待できます。

喫茶店のホール業務やパソコンデータの入力代行、パッキングのような軽作業など事業所により業務内容はさまざまです。

事業所と雇用関係を結ぶので、最低賃金額以上の給料が支払われます。
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就労継続支援B型

年齢や体力などの面で雇用が困難な方を対象にしたサービスで、短時間から働くことが可能な事業所が多いです。作業内容は軽作業が多く、事業所と雇用契約を結ばないため、賃金ではなく、生産物に対する成果報酬の「工賃」が支払われます。

工賃は最低賃金を下回ることが多いですが、自分のペースで働くことができます。
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参考 : 厚生労働省 「障害者の就労支援対策の状況」参考 : 厚生労働省 「障害者の就労支援について」

統合失調症の方に、周囲はどう接したらいい?

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周囲の方々は、統合失調症の初期に出る幻覚や妄想などの症状に戸惑ってしまうことも少なくありません。また、病名を聞いて不安に思うこともあるかと思います。

でも安心してください。統合失調症は治療を進めることで症状をコントロールできるようになります。そして、そのためには家族や友人といった周囲の協力が重要です。

本人の辛さや病気への理解を深めつつ、以下のポイントを参考にしながらコミュニケーションを取ってみてください。

ひとりの人間として尊重して接する

統合失調症の方は、感情的になったり、周囲の方に攻撃しそうになったりすることがあるかもしれません。これは、「自分は見下されている」「自分は攻撃されるのではないか」という恐怖から反撃に転じようとしている可能性があります。会話の際は対等な立場を心がけましょう。

生活リズムは適度に合わせる

統合失調症になると、生活リズムが崩れることがあります。家族や友人が本人に合わせすぎると、疲れたり自分の時間がなくなってしまったりしてしまいます。

食事や外出の時間などある程度1日のスケジュールを決め、一定のリズムを作るようにしましょう。そうすることで本人に生活の秩序や1日の時間の感覚が戻ってきます。

会話が難しいときは、質問は1つに絞る

統合失調症の方は、目や耳などから入ってきた情報をうまく処理することができず、周囲の方と会話がかみ合わなくなってしまうことがあります。そういうときは、質問や指示は複数行わず、1つずつ、具体的に話すようにするといいでしょう。

落ち着いた環境を用意する

家族や友人がおだやかに接してくれたら、統合失調症の方も安心します。静かにゆっくりと話す、テレビの音は小さくするなど、本人が落ち着ける環境を作ってあげましょう。

また、統合失調症の方の脳は消耗しており、ときに引きこもってしまうような行動も見られます。周囲の方は心配になるかもしれませんが、最低限の接触だけ行い、回復するまでは見守りながら待ってみることも大事です。

良くない行為ははっきり注意する

寝たばこなど危険が伴う行為があった場合には、それは良くないことであるとはっきり伝え、直してもらうようにしましょう。そのほか「何日間も風呂に入らない」「服を着替えない」などの行為についても、直してほしいということは伝えてもいいでしょう。ただし陰性症状が強く自分で動くのが困難なときは、入浴や着替えにも周囲のサポートが必要になる場合があります。

一方で、会話がうまくできなかったり、複雑なお金の管理ができないといったことは大目に見てあげることも必要です。



統合失調症の方を支援する周囲の方々には、一定の負担がかかることも否めません。家族の金銭的負担を軽減する制度としては、さきほども説明したような自立支援医療制度や障害年金制度などがあります。

また、日常のサポートについて負担が重いと感じた場合は、病院や保健所に依頼して訪問看護師などが自宅まで来てくれる訪問看護、グループホームなどの利用も検討してみてください。デイサービスやサロンなど、本人が日中に外に出かけられる場所を見つけることは、家族のみならず、統合失調症の方のリハビリテーションのためにも重要です。
参考 : 全国精神保健福祉会連合会 「精神障がい者と家族に役立つ社会資源ハンドブック」

統合失調症まとめ

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統合失調症は、初期には幻覚や妄想などが起こり、中期から後期にかけては無気力に悩まされます。統合失調症との付き合いは長期間に及ぶこともありますが、薬物療法とリハビリテーションを行うことで、症状はコントロールできるようになります。

症状が安定してきたら、生活も少しずつ整えていきましょう。国はさまざまな福祉・就労支援制度を用意していますから、ぜひ利用してみてください。支援制度を活用し、ゆっくり着実に社会生活の訓練をすれば、集団生活や就労も無理な話ではありません。

先ほど紹介したハウス加賀谷さんのように、統合失調症を発症しても、社会で活躍している方はたくさんいます。焦ることなく一歩一歩、治療を進めてください。
参考 : 厚生労働省 「みんなのメンタルヘルス総合サイト」参考 : 春日武彦/監修 「統合失調症 (よくわかる最新医学)」参考 : ハウス加賀谷・松本キック 「統合失調症がやってきた」
監修 : 増田史
精神科医、医学博士
慶應義塾大学 精神・神経科学教室 特任助教
滋賀医科大学 精神医学講座 客員助手

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