採用される履歴書・職務経歴書の書き方は?志望動機や障害説明の書き方をお伝えします

2018/03/26
求人に応募する際に、まず必要になるのが履歴書です。最近はこのほかに職務経歴書の提出を求められることも増えてきています。採用につなげるためには、どのような履歴書を書いたらいいのでしょうか。悩むことの多い志望動機や障害の状況、求めたい配慮についての書き方と合わせてご説明します。

目次

  1. 履歴書を書く前に!まずは自己分析から
  2. 履歴書の準備をしよう!
  3. 学歴・職歴の書き方
  4. 志望動機の書き方
  5. 障害についての書き方
  6. 職務経歴書の書き方は?
  7. 履歴書の書き方まとめ

履歴書を書く前に!まずは自己分析から

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履歴書は、企業があなたの人となりを知るための最初の書類です。採用担当者が「この人に会ってみたい」と思えば、次の選考に進むことができます。そんな魅力的な履歴書を書くために必要なのは、自分と企業に関する情報の整理です。以下の3つに気を付けながら、自己分析や企業情報の収集を行ってみてください。
  • 自分はどんな職場で、どんな仕事をしたいか
  • 自分は何ができるのか、何が得意か
  • 企業はどんなニーズを持っているか、どんな人材を求めているのか
情報の整理を行う中で、企業のニーズと自分ができることなどの共通項を掘り出してみてください。これが、履歴書に書く内容の材料となっていきます。

履歴書の準備をしよう!

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それではさっそく履歴書の準備を始めていきましょう。まずは履歴書のフォーマットや筆記用具の選び方、写真について説明します。

履歴書のフォーマットはどうやって準備する?

履歴書は、特に指定がない限りコンビニエンスストアや文房具店で売っているもので大丈夫です。

また、インターネット上からダウンロードすることもできます。障害のある方専門の就職情報サイトなどからダウンロードできる履歴書のフォーマットは、「障害の詳細について」といった障害の状況と必要とする配慮について記載できる欄があるものが多く、志望動機などとのかき分けも簡単にできます。

就労移行支援事業所に通っている方の場合、事業所によっては用意された履歴書を利用することもできます。

どんな筆記用具で書けばいい?

履歴書は基本的にはペン(ボールペン)で書くことが多いですが、手で書くのが大変な方はパソコンで作成しても問題ありません。
書いている途中でペンを変えると、文字の太さや大きさが変わってしまい、読みにくくなってしまいます。最後まで同じペンで書き、間違えた場合は修正液などは利用せずに新しい履歴書を使用して書きなおしましょう。

どんな写真を準備すればいい?

写真は直接ビジュアルが伝わるインパクトの強い情報です。駅などに併設されているスピード写真でも構いませんが、できれば写真館などでしっかりしたものを撮ってもらうといいでしょう。その上で、3ヵ月以内に撮影した写真を貼りつけてください。

写真を撮る際に服装で気を付けるのは清潔感です。黒や紺、グレーなどダーク系のスーツで、男性であればネクタイ着用、女性であればアクセサリーを付けずに撮影するとよい印象を与えられます。

学歴・職歴の書き方

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ここからは、具体的な内容の書き方について説明していきます。

学歴

学校への入学及び卒業(修了)の経歴を古い順番に記載していきます。高等学校や専門学校、短大、大学については「学部、学科、コース、専攻」も記載しましょう。

職歴

勤務先への入社・退社、部署移動などの経歴を古い順番に記載します。基本的な書き方は「○○年 株式会社○○入社」「○○年 株式会社○○退社」といったかたちで構いませんが、職務経歴書を提出しない場合は、勤務先について「事業内容・従業員数」「所属部署」「職務内容」など詳細な内容を付記する方法もあります。

派遣の場合は、派遣社員として入社したことがわかるように記載してください。アルバイトやパートは記載しなくても構いませんが、アルバイト・パートとして働いた期間が長い方、アルバイト・パートの経験しかない方は、アルバイトやパートであることを明記した上で書いてみるといいでしょう。

退社(退職)の理由は「一身上の都合により退社」「契約満了のため退社」「会社業績不振により希望退職」などと簡潔に理由を記載しましょう。退社理由は採用担当者も気になる部分なので、面接でさらに具体的な理由を聞かれることがあります。あらかじめうまく答えられるように準備しておくと安心です。


また、就業先が複数ある場合は以下のように経歴をまとめて記載してしまっても大丈夫です。

志望動機の書き方

志望動機は履歴書の中でも重要な部分で、採用担当者がじっくりと読むところです。その企業に入りたい理由や、活かせる能力がしっかり伝わるような文章を書いてください。具体的には、
  • どんな仕事がしたくてその企業を選んだのか
  • 自分のどんな経験・能力を仕事に活かせるか
  • どんな仕事をしてその企業に役立ちたいか
の3点が盛り込まれていると、説得力のある志望動機になります。「どんな仕事がしたくてその企業を選んだのか」を書くためには、求人票の内容や店舗、製品、ホ-ムページなどを調べ、その企業についての理解を深めましょう。企業についての知識が深まると、「自分のどんな経験・能力を仕事に活かせるか」についても定まってくるはずです。

「どんな仕事をしてその企業に役立ちたいか」については、応募先企業の仕事に対応できる能力があることを示せるような具体的なエピソードを記載すると採用担当者に伝わりやすくなります。

障害についての書き方

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障害についての記載は必須ではありませんが、企業の採用担当者は「この人を採用したらどんな仕事をお願いできるのか」「どんな配慮が必要なのか」と考えながら選考を進めています。自分の障害や特性について理解をした上で就労や生活の工夫につなげていることが伝われば、「この人は自己管理がしっかりできる」という評価につなげることができます。職場に障害を開示して働くのであれば、できるだけ書くようにしましょう。
記載する項目は、障害名(診断名)、障害者手帳の種類と等級、手帳取得日です。また、通院しているのであれば通院の程度や利用している支援機関なども書いておくといいでしょう。

障害の現状については、今現在の体調や業務をする上での課題と、その課題に対する工夫、得意・不得意な業務などを記載します。働いていない場合は、生活状況を書きましょう。

配慮してもらいたい点についても、「うつ病のために悩みを抱えやすいので、定期的に声かけをしてもらえると、業務効率を落とさずに仕事をすることができます」のように、「〇〇してもらえれば〇〇ができる」といった前向きな内容の文章にするといいでしょう。

障害についての記載欄がない履歴書であれば、志望の動機欄や本人希望記入欄、または別紙に記載するなどしても大丈夫です。

職務経歴書の書き方は?

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職務経歴書は、これまでの職歴を詳細に書くことで実務能力を示すための書類です。必ず提出しなければならないものではありませんが、提出を求める企業も増えてきています。

自分がどんな会社にどれだけの期間、どういう仕事をしてきたのかが採用担当者に伝わるように、細かく書きましょう。また、就労経験がない方は、学業や訓練・研修でどんな経験を積んできたのかが分かるような自己PRを書いてみましょう。

履歴書の書き方まとめ

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履歴書・職務経歴書は、あなたと応募先の採用担当者をつなぐ最初のステップです。「障害のことを書いたら落とされてしまうのではないか」という不安もあるかもしれませんが、自分の障害と向き合い、誠実に対応して仕事をする姿勢を見せることは、むしろ信頼性のアップにつながります。

嘘偽りなく、正直に自分の思いや能力をつづりましょう。

履歴書の書き方に悩んだり、分からないことがあったりした場合は、支援機関に相談してみましょう。ハローワークや障害者就業・生活支援センターでは、履歴書の書き方や面接についての相談を受け付けています。また、就労移行支援事業所では、職業訓練から就職活動のサポートまで一括で支援してくれるサービスを提供しています。困ったときは利用してみてください。
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参考 : ハローワーク 「履歴書・職務経歴書の書き方」参考 : LITALICOワークス 「就職活動対策」参考 : 藤井佐和子 「最新版 履歴書・職務経歴書の書き方 完全サポートブック」

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