自律神経失調症とは?原因や症状、対応策、仕事と両立するための工夫について解説します

2018/06/27
自律神経失調症とは、自律神経のバランスが乱れることによって、心と体にさまざまな症状が出ると言われている状態です。この記事では自律神経失調症の症状と原因、治療法や対応策、仕事をしていく上でできる工夫などについてご紹介します。

目次

  1. 自律神経失調症とは?
  2. 自律神経失調症の症状について
  3. 自律神経失調症の原因って?
  4. 自律神経失調症と間違いやすい疾患とは?
  5. 自律神経失調症を治療するには、どんな病院に通えば良い?
  6. 自律神経失調症を治療するための薬や療法は?
  7. 自律神経失調症の症状緩和に役立つ生活の工夫
  8. 自律神経失調症の治療をしながら仕事を続けるために
  9. まとめ

自律神経失調症とは?

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自律神経失調症とは、自律神経のバランスが慢性的に崩れてしまい、心と体にさまざまな症状が出ると言われてきた状態のことです。

医学的な病名ではありませんが、診察や検査をしても体に異常が発見できない場合や、精神疾患が疑われるものの、はっきりとは確定できない場合などに、暫定的な診断名としてつけられてきた、という経緯があります。

自律神経失調症が診断名として使われてきた背景として、二つの理由が挙げられます。

一つ目は、診断名をつけて適切に治療をすれば、重度のうつや神経症になる前に症状が軽快することが多いためです。二つ目は、症状があるのに明確に診断されないと、患者さん自身が不安になってしまうため、安心するために診断名をつけるという理由もあります。

しかし、はっきりとした原因が分からない場合でも、特徴的な症状があるときは自律神経失調症以外の疾患名がつくことがあります。例えば、激しいめまいや耳鳴りに襲われるメニエール病、下痢と便秘を繰り返す過敏性腸症候群、突然息苦しくなり、呼吸が早くなる過換気(過呼吸)症候群、女性ホルモンの変化によって起きる更年期障害、月経前症候群(PMS)などです。そのほかにもさまざまな疾患が挙げられます。

このように自律神経失調症は定義が曖昧だったり、概念に多くの考え方があったりして、医師によっても治療方針などが異なる場合があります。

自律神経失調症の症状について

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以下のような症状が見られたとき、「自律神経失調症」とされることがあります。

全身症状

  • 熱っぽさ、だるさ
  • 倦怠感
  • 寝つきが悪い、朝起きるのがつらい
  • 食欲不振
  • ふらつきがある

身体症状

  • めまい、偏頭痛、立ちくらみ
  • 耳鳴り
  • 目の疲れ
  • 手足のしびれ、手足の冷え
  • 息切れ、動悸・筋肉痛、肩こり、腰痛
  • じんましん、かゆみ、汗をかきやすい
  • 便秘、あるいは下痢をしやすい、お腹が張る
  • 慢性胃炎、腹部膨満感、吐き気
  • 頻尿、残尿感
  • 月経前の不調、月経痛

精神症状

  • イライラする
  • 何もやる気が起きない
  • 気持ちが沈むことが続く
  • 集中力の低下、記憶力の低下
  • 不安な気持ちになる
  • 緊張しやすい
  • 産後のうつ気分
また、これらの症状は一定しておらず、複数同時に現れることもあります。
例えば、頭が痛くて、胃も痛い、なんだか全身がだるいし、手足が冷える…など。

個人差もとても大きく、その日の気分や性格、体質にも影響されます。日常でも起こりうるような症状が多いため、見逃してしまうことも少なくありません。

しかし自律神経失調症は、症状が重くなると生活や仕事に支障が出る可能性があり、その場合には適切な治療が必要です。

自律神経失調症の原因と言われるものって?

そもそもの自律神経の働きや、症状を生じさせる原因と言われているものなどを詳しくみていきます。

自律神経の働きとは

自律神経は、自分の意思とは関係なく、心と体のバランスを適切にコントロールしてくれる神経です。

具体的には、交感神経と副交感神経の2つの神経から成り立ち、相反する動きをすることでバランスを取っています。
例えば、運動をする時、あるいは仕事をする時など活動的な場合には、交感神経が働き、心拍数もあがり、筋肉が緊張し、精神活動も活発になります。
逆に休む時には、副交感神経が働き、心拍数も低く、筋肉も弛緩して手足も緩み、全身がリラックスしている状態になっているのです。

まだ自律神経失調症と呼ばれる症状のメカニズムは、はっきりとは解明されていません。しかし、この交感神経と副交感神経のバランスが一見崩れたようにみえる症状が、先ほど挙げたような症状です。

原因は大きくわけて3つ

なぜ、自律神経が乱れたような症状が生じてしまうのでしょうか?
大きく分けて、要因は以下の3つが挙げられます。

原因①ストレス

ストレスを感じる度合いは人によりさまざまですが、その要因も多様化しています。
大きく分けて、ストレスの原因は6つに分類できます。

①精神的ストレス
家族などの病気や死、不幸、健康・将来に対する不安、失恋、失敗や挫折、仕事のプレッシャー、怒りなど。

②人間関係のストレス
身内や同僚、友人など、他人とのつきあい上のトラブルなど。

③社会的ストレス
残業・夜勤、退職・転職、昇進などの仕事に関わること、また入学・卒業、転校・退学などの学業に関わることなど。

④物理的ストレス
気圧の変化、暑い、寒いなどの物理的に感じることなど。

⑤肉体的ストレス
病気、けが、過労、睡眠不足、不規則な生活など。

⑥環境的ストレス
災害・公害、騒音、照明、空気汚染、花粉など。

これらのストレス要因は個人差が大きく、体質、性格、対処法や考え方なども関与すると考えられています。また自覚なく、無意識のうちに無理をしている状態になっている場合もあります。

原因②生活習慣

夜遅くまで起きていて昼夜逆転していたり、不規則な時間に食事をとったり、深夜まで残業、あるいは徹夜したりするなど、これらの生活習慣の乱れも、原因として挙げられます。

身体には生命を維持するための本能的な機能が備わっています。昼間には活動的な作用を及ぼす交感神経の働きが活発になり、逆に睡眠に入っていく夜には、リラックスする作用を及ぼす副交感神経の働きが活発になる、というサイクルが、通常の生体リズムです。

しかし、不規則な生活が続くと、ずっと交感神経が活動的になり、副交感神経への切り替えが上手くできなくなってしまい、自律神経の乱れが起こるのです。

原因③ホルモンバランス

自律神経と内分泌系(ホルモン)は強い関連性があります。

特に女性はホルモンの変化による影響を強く受けます。例えば、月経による周期的なものや、妊娠や出産によるホルモンの変化、年齢によるものなどです。

自律神経失調症が、女性に多く見られるのは、このためでもあります。



以上のように、これらの大きな3つの要因が作用し、自律神経のバランスが乱れることで、心と体にさまざまな症状としてあらわれるのです。
不快な症状が出ると、自分の思うように動けなかったり、仕事がうまくはかどらなかったりして、さらに焦りや不安、ストレスを感じ、悪循環につながる恐れがあります。

また、一見「自律神経失調症」と呼ばれるような症状が生じた場合には、別の疾患がその症状の原因となっている可能性もあります。しっかり鑑別をして適切な治療につなげるためにも、まずは病院を受診してみましょう。

自律神経失調症と区別すべき疾患とは?

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自律神経失調症は症状が多岐にわたります。そのため、似たような症状を持った別の疾患と間違われる可能性があります。特に区別しづらいと言われている疾患として、うつ病などの精神疾患が挙げられます。

うつ病

うつ病は無気力・無関心の気分や落ち込んだ状態が長く続き、生活や仕事に支障をきたす状態のことです。また、不眠、疲労感、食欲不振、倦怠感などの症状がおこるので、自律神経失調症と指摘されやすい疾患だと言われています。
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さらに、精神症状があるにも関わらず、身体症状が顕著なために気づかれない「仮面うつ病」と呼ばれるケースもあります。こういった場合は他の疾患との区別が難しいことがあり、自律神経失調症をはじめ、他の疾患と診断されることもあります。

その他の精神疾患

うつ病のほかにも、区別して治療するべき心の不調があります。特に、強い不安や緊張を覚える以下のような状態が代表的です。
  • 全般性不安障害: 漠然と仕事や生活、経済状態について、過度に悲観的に考えてしまう状態
  • パニック障害: 突然強い不安感や恐怖に襲われ、激しい動悸や呼吸困難が起きる状態
  • 適応障害: 日常的な変化への適応期に抑うつ症状や不安症状が生じる状態
  • 強迫性障害: 自分の意思とは関係なく、衝動的にある思考が浮かび、制御困難である状態
いずれも頭痛、不眠、疲労感、食欲不振などの身体症状や、憂うつ感などがあります。
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ほかにも、間違えられやすい疾患として下記が挙げられます。

身体的要因

  • 貧血
  • 糖尿病
  • バセドー病
  • 脳腫瘍
  • がん

精神的要因

  • 慢性疲労症候群
  • 摂食障害
  • 慢性疼痛
  • 線維筋痛症
これらの疾患は、一見すると自律神経失調症の概念に当てはまるようにみえることがありますが、原因に焦点をあてて治療をすることが必要で、改善が見込まれます。また似たような症状でも重篤な疾患の場合もありますので、自律神経失調症を疑ったとしても自己判断はせず、医師に相談するようにしましょう。
参考 : 岡崎裕士 「ICD-10 精神科診断ガイドブック」

自律神経失調症を治療するには、どんな病院に通えば良い?

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治療には、2つのアプローチがあります。

一つは、身体症状の緩和。
もう一つは、ストレスや心理面へのアプローチです。どちらのアプローチ方法をとるかによって、診察先も変わることがあります。

身体症状の治療は、一般治療科がある病院へ

身体症状のみにとどまるのであれば対症療法で改善することもあります。

その場合は身体症状に合わせて、耳鼻科、内科、婦人科など適切な一般治療科がある病院を受診するのが推奨されています。またさまざまな症状があるため、どこを受診したら良いかよく分からない、という場合には気軽に行けるかかりつけ医に相談するのもいいでしょう。

心理面での治療は、心療内科や精神科のある病院へ

「症状があまり改善しない」という場合には、心療内科や精神科の受診が推奨されています。心療内科や精神科で治療することが適切かどうか、見極めのポイントは3つあります。

①対症療法では、症状がなかなか改善しない
②全身に症状があるにも関わらず、明確な原因が分からない
③さまざまな病院や科で受診しているが、疾患がみつかっていない

心療内科や精神科は電話予約から受けつけている場合が多いため、上記の3つに当てはまる場合は、近くにある心療内科や精神科の病院に相談してみることをオススメします。

自律神経失調症を治療するための薬や療法は?

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症状が長引く場合には、まず原因を明らかにして、それぞれの疾患に応じた治療を受けることが重要です。なかなか原因が見つからない場合には、以下のような対症療法を行うことがあります。

薬物療法

めまいや頭痛などの身体症状を軽くするための対症療法の薬、精神を落ち着かせる抗不安薬、自律神経のバランスを調整する自律神経調整薬など、一人ひとりの症状に合わせた薬が処方されます。

漢方療法

漢方薬は心身のリズムを調和させるため、人間が本来持っている自然治癒力に働きかける治療法です。診察の際、体質や食欲、栄養状態、精神状態、病気の成り立ちや生活習慣なども含めてみていきます。その人の心と体を総合的にとらえて治療するため、経験を積んだ漢方専門医の診察を受けることがポイントになります。

また、医師の処方箋があれば、健康保険が使えることもありますので、金銭的な面も含めて相談してみましょう。

心理療法(精神療法)

代表的な心理療法(精神療法)は、医師やカウンセラーによるカウンセリングです。ストレスは自律神経失調症の大きな要因の一つですが、自分で気づきにくいという側面があります。そのため、心理療法では医師やカウンセラーとじっくり話すことで、自分のストレス要因に気づき、対処法を考えることができます。

ほかにも、簡単に緊張と弛緩のめりはりをトレーニングする「自律訓練法」、また物事の受け止め方や自分の認知方法を見直すことで、不安や緊張を緩和する「認知行動療法」、過去・現在の人との交流方法を分析し、改善することで人間関係を捉え直す「交流分析」などがあります。

理学療法

全身の筋肉がこったり、肩こりや頭痛などの症状への対症療法として用いられるのが理学療法です。具体的には遠赤外線を用いた温熱療法や、鍼灸(しんきゅう)、機器を用いたローリング療法、また理学療法士によるマッサージ療法などがあります。

薬や心理療法などと合わせて、補助的に使用する場合が多いと言われています。

生活指導でライフスタイルの改善

不規則な生活も、自律神経失調症の一つの要因となりますので、生活習慣の改善をすすめることもあります。自分でなんとかしようと思わず、医師に相談しながら、生活リズムを取り戻していくことも大切です。生活習慣についての具体的な対応策については、以下の章でも紹介しております。

以上のように、自律神経失調症には幅広い療法や治療薬があります。症状が慢性的に続くと、原因がよく分からずそれ自体がストレスになることもあります。自分にあった治療法を見つけて、自分なりに「どう症状と付き合っていくか」を考えてみましょう。

自律神経失調症の症状緩和に役立つ生活の工夫

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病院に通いながら、あるいは仕事をしながら、日常生活の中で自律神経失調症の症状とうまく付き合っていくためには、自分なりのリフレッシュ方法、ストレス解消法などの対応策を持っておくことも一つです。

ライフスタイルを見直す

自律神経の動きは生体リズムに基づいています。そのためにも、まずライフスタイルを見直すことが大切です。

例えば、1日を5つの要素に分けて考えてみましょう。この項目に沿って、現状と目標に分けて考えると、客観的に自分の生活リズムを把握することができます。

 ①睡眠:質の良い睡眠が取れているか
 ②食事:3食バランスよく取れているか
 ③休息:定期的な休息が取れているか、リラックスタイムを設けているか
 ④運動:適度な運動をできているか
 ⑤活動:仕事、家事などの活動ができているか

また、はじめからすべてを改善しようと頑張りすぎてしまうと、余計にストレスを感じてしまう場合もあります。

体の調子が悪いのに、無理に運動したりする必要はありません。例えば、まずは朝起きる時間、夜寝る時間を一定にしてみるなど、5つの要素を意識しつつ、自分なりのリズムでスモールステップをつくりましょう。

そして無理のない範囲で、ステップアップしてみてください。

自分がリラックスできる方法を持っておく

自律神経失調症の症状への対策法として、さまざまなリラックス方法が推奨されています。
これは自律神経の一つである副交感神経の働きを意識的に活発化させることにより、リズムが整い、心と体のリラックス効果が得られるためです。

例えば…

「泣ける映画・ドラマを観る」

泣くことで気持ちがスッキリした、という経験がある人もいると思います。実は泣くことで副交感神経が優位になり、働きを高めることができます。

「湯船につかって体を温め、緊張をほぐす」

ついシャワーだけにしてしまう場合もあると思いますが、ぬるめのお湯につかると、体があたたまり、副交感神経が優位になります。好きな入浴剤などの利用によっても、リラックス効果がさらに高まります。

「プチ旅行に出かける」

環境を強制的に変え、非日常を体験することで、気持ちが切り替わる効果があります。いつもの生活から少し離れてみる、という点が大事です。

自分がリラックスできる、またリフレッシュできる、この時間が好き、楽しいと思えるということがポイントです。

自分に向き合うという、心理面のアプローチ

これまで紹介してきたように環境面や生活面を変える、というのも一つの方法ですが、自分に向き合って、視点や考え方を変えてみる、というアプローチもあります。

症状がつらい時には、「自分と向き合うこと自体がしんどい」という方もいるかもしれません。しかし「今の自分の状態」に気づくことで環境を変えることにつながり、症状の改善が見込めることがあります。

例えば、自分はどんな時にストレスを感じやすいか、仕事面、生活面などさまざまな面からノートに洗い出して客観的に見てみる、というのも一つです。心理療法の一つとしても利用できるので、自分一人で考えるのが難しい場合は、医師に相談してみましょう。第三者に話すことで、自分のストレス要因が整理されていきます。

自律神経失調症の治療をしながら仕事を続けるために

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自律神経失調症の治療と仕事を両立していくためには、具体的にどのような工夫が必要なのでしょうか?

まずは同僚・上司に相談を

仕事を続けていく上では、周りのサポートが重要です。特に、ストレス要因が仕事の業務量や人間関係に起因している場合は、周りの協力を得て環境を変えたり、業務の分配を調整する必要があります。

まずは上司に相談してみましょう。また同僚にも、自律神経失調症の症状などについて話しておくと理解がすすみ、スムーズな環境調整につながっていきます。

会社の相談窓口の活用も

周りの理解は得たいけれどもすぐに同僚や上司、部下に言うのはためらわれる…という場合は、第三者的な立場でサポートしてくれる会社の産業医や、社内カウンセラーに相談してみるのも良いでしょう。

会社によって支援内容や位置づけは異なりますが、環境調整などのサポートをしてくれる場合があります。会社の中にある資源を有効活用していくという視点を持つことができると、安心して仕事を続けていきやすくなるはずです。

仕事と、どうつき合っていくのが良い?

仕事と両立していくためには「切り替え上手」になることが大切です。

例えば、
  • 今日は「●時に帰る!」と目標を決めて帰る
  • 帰りにショッピング、映画、カフェなどに寄り道をして、意識的にオフのスイッチを入れる
  • 休日はメールチェックしない、などマイルールを設け、職場にも周知する
など、小さなことでもスイッチのオン・オフを自分なりにつくってみると切り替えがうまく行きます。

もちろんイレギュラーな業務が入ったり、休日クレーム対応をしなくてはいけないなど、急な対応もあるかもしれません。

そのような場合は「自分の体のサイン」に耳を傾けましょう。無理をした翌日に症状が出たときなどは、休養をしっかりとるなどの対応をすることも必要です。

医師と相談して休職するケースも

症状が不安定、あるいはまったく改善せず、どうしても仕事を続けるのが難しい場合は、休職を検討するケースもあるかもしれません。

その場合は社内の産業医や、かかりつけの医師と相談して、判断してもらうことをオススメします。実際に休職したほうが良いという判断になったときは、医師に診断書を発行してもらいましょう。

就職や職場定着をサポートする「就労移行支援」

就職活動や仕事を続けることに不安がある方は、働くための知識や能力を身につけることができる就労移行支援サービスを利用することができます。

仕事を続ける上では、体調管理やストレスコントロールなどが重要です。就労移行支援事業所では、そういったセルフマネージメントができるようになるためのサポートもしています。

利用の申し込みは、市区町村の障害福祉窓口で行います。障害者手帳がなくても利用できる場合もありますので、窓口に問い合わせてみてください。LITALICO仕事ナビでは全国の就労移行支援事業所を掲載しており、ご自身にぴったりの事業所を探すことができます。
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まとめ

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自律神経失調症と呼ばれる症状は、まだはっきりとは解明されていません。交感神経と副交感神経のバランスが一見崩れたようにみえる症状に対して、暫定的な診断名として使われることがあります。普段の生活の中で感じる不調と似たようなものも多く、病気だとは思わず、見過ごしてしまう方もいるかもしれません。

症状には原因があり、しっかりとした鑑別をする必要があります。自己判断をせず病院を受診しましょう。

自律神経失調症と診断された場合には、他の疾患の可能性を探る一つのきっかけにすることが重要です。なかなか原因が分からず、つらい症状が長く続く場合には「早く治したい」と気持ちが焦ることもあるかもしれません。そんな時は、自分なりのリフレッシュ方法を持っておくだけでも、気持ちがちょっとラクになったり、沈んだ気持ちを切り替えられたりします。

また、仕事の上では、症状のつらさを自分一人で抱え込まず、同僚や上司に相談することも検討してみてください。サポートが受けられるかもしれません。

自律神経失調症と呼ばれる症状には、必ず出口があります。病院を受診し、適切な診断を受け、その原因を判明することで、症状改善につながる一歩となるでしょう。
参考 : 村上正人、則岡孝子 「自律神経失調症の治し方がわかる本」 参考 : 伊東克人 「交感神経・副交感神経のバランスを取り戻す!自律神経失調症を改善する特効法101」 参考 : 一般社団法人日本臨床内科医学会 「自律神経失調症」 参考 : 井手雅弘監修 「自律神経失調症 ストレスを上手にコントロールする」
監修 : 増田史
精神科医、医学博士
慶應義塾大学 精神・神経科学教室 特任助教
滋賀医科大学 精神医学講座 客員助手

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