ミラトレ名古屋

エージェントを使って再就職活動と並行してミラトレ名古屋を見学、体験利用を行う。 大学時に学んだ設計経験を活かしていきたい気持ちはあるものの、早期退職を繰り返した事で 自信を失い、自分に向いている仕事が分からないままの就職活動中であった。 ◇通所のきっかけ：障害者雇用での就職を目指し、就労移行支援と出会う 体験三日間では方向性や考え方の整理が付かずに、体験延長をされて面談を数回繰り返していかれた。ミラトレでは【長期就業を目標とし、訓練を通じて障害特性・自己理解・自己対策を身に付けていく事】をご理解される。ご本人は障害理解が浅い状態で、方向性も定まらない就職活動は中断し、苦手とされるコミュニケーション力を付けていく事が大事と考えられて通所を決められる。

◇訓練：相談しても大丈夫という実体験から不安を消し去っていく 支援員は「自発的に声を掛けてくれることを待っている」と伝え、声を掛ける事への不安感を取り除き、慣れていくことから始めていきました。相談出来ずに時間だけが過ぎていくことや、指示と間違った業務の進め方をしてしまう方が仕事として良くないことを理解され、徐々に相談出来る様になっていきました。

◇就職：合理的配慮を明確にし、企業側が理解して頂けた dodaチャレンジと連携し就職決定されました。必要な配慮事項を整理して伝え、「電話対応が苦手なので慣れるまで3か月程度は控えたい」と伝えたところ、自席の電話機を外して頂けることになりました。また新入社員へ歓迎の意味を込めて行われる「歓迎会」などは本人にとって負担になることを理解して頂き、何もしないということを双方で合意させていきました。現在は就業1年近く経過し、社内でキャリアアップが叶いやすいようにと設計職補助へ異動され、活躍されております。

15年働いていた会社がコロナ渦で廃業になり、精神的に不安定になる。 2021年に半年間働くものの、適応障害と診断をされ休職。仕事を覚えられなかったことなどで自信喪失され、何もやる気がなくなってしまった。50代で再就職出来るのか不安が高く悩まれていた。 ◇通所までの経緯： 体験利用で環境や雰囲気に慣れて頂く事から始めていきました。ミラトレ利用されている通所者と大きく年齢が離れた50代最年長が通所することへの抵抗感を持たれておりましたが、就職したら上司よりも年上になる可能性が高いことをお伝えし、訓練から年齢差の環境に慣れていく様にお伝えしました。また週2～3日通所から始めて、一日のリズムを取り戻していくことが、今一番やるべきスタートラインとお伝えし、ご理解頂き通所を開始されました。

毎日タイピング練習に愚直に取り組み、周囲と比較するのではなく、昨日・先月の自分と比較をし、成長を感じるように取り組んでいきました。また料金の安い駐車場からミラトレが遠いと不満として考えるのではなく、就職後の通勤訓練としてウォーキングを楽しまれるようになり気持ちの変化が出てきました。少し早く朝出ることで、通勤中の方々を見て「働いている人」と同じリズムで行動出来ていることで気持ちが向上してきました。卒業までの1年間継続して続けることで体力、体調、気持ちの面で大きな成長をされました。

事務職ではなく、守衛業務として活躍 他社エージェント経由で守衛業務として就職決定されました。車通勤可能にて電車通勤不安はなくなり、1日の半分は簡単な事務業務もあるポジションでしたが、日々のPC訓練でデータ入力程度であれば行える自信も付けられ、納得いく年収面だったことからご意向高く入社されました。 温厚なお人柄で周囲から愛されキャラではありましたが、ご本人もびっくりの職場最年少という環境で周囲からは「誰よりも若く体力があり、PCが触れる」と信頼されており、現在も活躍中。