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自閉スペクトラム症の新しいメカニズムを発見! セロトニンとグルタミン酸の関係に注目
2025/01/08

藤田医科大学を中心とした研究チームが、自閉スペクトラム症(ASD)についての新しい発見をしました。

今回の研究では、脳の中で重要な役割を持つ「セロトニン」と「グルタミン酸」という2つの神経伝達物質に注目。

この2つの相互作用がASDの原因の一つになっていることを明らかにしました。 ____________________________

■ASDってどんなもの?■
ASDは、興味や行動が独特だったり、コミュニケーションが苦手だったりする特徴を持つ発達障害です。
妊娠中に抗てんかん薬「バルプロ酸(VPA)」を使用すると、生まれてくる子どもがASDになるリスクが高まることが知られています。 研究では、ASDの原因の一つとして「脳のバランスが崩れること」が考えられていますが、その仕組みについてはまだ分かっていない部分が多いのです。 ■モデルマウスを使った研究 ■
研究チームは、妊娠中にVPAを投与されたマウスをASDのモデルとして使用。
このマウスは、ASDによく見られる以下のような行動を示しました。
・同じ行動を繰り返す ・他のマウスとあまり関わらない ・記憶力が落ちている さらに、脳の中ではこんな変化が確認されました。
✔グルタミン酸という神経伝達物質が過剰に働いている ✔セロトニンの働きが弱まっている
■セロトニンとグルタミン酸ってどんな働きをするの? ■
セロトニンは、気分を安定させたり、睡眠や集中力に関わったりする神経伝達物質です。一方、グルタミン酸は記憶や学習を助ける役割を持つ興奮性の神経伝達物質です。 この2つがどう関係しているかを調べたところ、セロトニンが減少するとグルタミン酸が暴走して、ASDのような行動が現れることがわかりました。
■どんな治療法が考えられるの?■
今回の研究では、薬によってセロトニンやグルタミン酸の働きを調整することで、ASDの症状を改善できる可能性が示されました。例えば…
・メマンチン
グルタミン酸の働きを抑える薬
・フルオキセチン
セロトニンを増やす薬 さらに、「セロトニン1A受容体」と呼ばれる部分をターゲットにした治療法が有望であることも分かりました。
この受容体を活性化すると、グルタミン酸の暴走を抑え、ASDの行動が改善されるのです。 ■今後の期待■
今回の研究で、ASDの治療に向けた新しい可能性が見えてきました。
特に、セロトニン1A受容体を活性化させる治療法は、新しい薬の開発につながるかもしれません。
まだ課題は多いですが、この発見が将来の治療法を考える上での大きな一歩になると期待されています。
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■最後に■
セロトニンとグルタミン酸の関係を調べることで、ASDの仕組みをさらに深く理解することができました。
この研究の成果が、ASDを抱える人やその家族にとって明るい未来への道しるべになることを願っています。
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