北海道あすなろ会

通所を始めた頃は、働くことに対する意欲が感じられない方でした。腰痛も持っていたので、座ってできる軽作業にしか携わることができず、また作業にも集中して取り組めていないようでした。 週3日、1日2時間の通所からスタートし、少しずつ生活のリズムを作り、働くことを日常に組み込めるようにサポートしていきました。

体調不良の一因であった腰痛が軽くなったことで、座っての軽作業から食事の配送やコンビニの清掃など、事業所外での仕事を始めてみると、働くことへの積極性が感じられるようになりました。 利用時間も徐々に増やし、今では1日4時間、週5日通えるように。 作業報告もきちんとできるようになり、やや困難を感じていたコミュニケーションもスムーズになりました。 働くことの喜びを覚え、今は就職・自立に向けて努力をしています。私たちも、相談事務所や病院など関係機関と連携をとりながら、目標を持って日々を送っていらっしゃいます。

グループホームをご利用の方で、生活リズムをつくるための日中活動を勧められて北海道あすなろ会に通い始めた方です。 当初はやる気が感じられず、作業にもあまり身が入っていない様子でした。体に負担のかからない軽作業を自分のペースで進めていただくことで、少しずつ事業所に慣れ、通所に必要な体力をつけていってもらおうと考えました。

生活のペースができてきたのか、ほとんど休みなく通所を続けています。スポーツ観戦が好きで、休憩室では周囲の方々と相撲や野球の試合について話をして、楽しそうに過ごしていらっしゃいます。 また、作業量に応じて報酬が増えることも、通所する張り合いになっているようで、今は前向きに仕事に取り組んでいます。手にした工賃で、好きなものを食べたりできるのが嬉しい、と笑顔で話してくださいます。