ACCEPT COFFEE ROASTER(S)
就労継続支援B型事業所
この事業所に問い合わせ
無料
お問い合わせ内容を教えていただけますか?
賃金・工賃について知りたい
仕事内容について知りたい
利用までの流れ・料金について知りたい
どのような施設なのか知りたい
自分でも利用できるのか知りたい
見学について知りたい
交通費や食事の補助などについて知りたい
事業所情報へ
 思い出の喫茶店の話
2025/05/23
私には思い出の喫茶店がある。
その名は喫茶’’アジサイ’’という
(実際に表に大きな紫陽花が植えてあった)
私がかつて勤めていた大阪市東淀川区上新庄にある
小さな町工場その町工場の近所にそのアジサイはあった。
アジサイはある時は朝のミーティングの場であり、
昼休みには社食になり。
来客時には打合せスペースになるという
まさに変幻自在のお店である。
朝、出社すると、
製造現場を一巡りして生産に異常がないかを見届けた後、
自分のデスクでメールのチェックをして、
そして自然に足はアジサイへと向かう。
紫陽花の植え込みの横を通って
白い古いドアを開ける。
喫茶店おなじみのドアベルが♪カランカラン♪と鳴るドアの傍らのマガジンラックから
サンスポと週刊誌を持っていつもの席に座る。
店内はいくつかのテーブル席、
カウンターの中におばはんパーマのオーナーとみられる女性
(雰囲気が野村佐知代に似てた・・・)
店内は近所の人達で賑わっている
(いつしか顔見知りになってしまった)
いつもの席に着くとびっくりするぐらい無愛想な店員が水持ってくる。
何も言わなくてもモーニングが出てくる。
タバコ(当時は喫煙者)に火をつけて
サンスポを開く。
なんんの変哲もないミックスサンドと
サッチーの淹れたレンドコーヒー(確かネルドリップ)
モーニングが席に届く
タバコ(当時は喫煙者)に火をつけて サンスポを開く。
と言っても、プロ野球には興味ゼロなので、
専らみるのは芸能欄
誰々熱愛とか
そんな程度である。
すると
表のドアが勢いよく開く。
デリカシーゼロの老社長のご来店である・・・。
社長は私の席の前にどかっと座ると、
1mg煙草に火をつけて
朝のミーティングが始まる、
といっても朝のミーティングとは口がさけても言えない。
話題は仕事の進捗とか、
自分の子供の話、とか
嫁の愚痴等々
「要は雑談」だべっているだけなのである。
それから工場に戻って、
午前中は図面書いたり見積したり、
営業先に電話かけたりする。
昼休み
今度は社食としてアジサイにまた行く。
アジサイのランチメニューは、
ピラフ、カレーナポリタンのローテーションである。
どれもなんの変哲もない
業スーまる出しの代物である。
食後にここれまたたなんの変哲もないブレンドコーヒーを飲んで
工場に戻って定時まで仕事して帰る。
毎日これの繰り返し・・・。
といわけで、病気で倒れ、身体が不自由になって、
退職するまでの間、
私はアジサイに通い続けた
そのアジサイは現在、グーグルマップで確認すると
閉店してしまったらしい。(建物はなくなって戸建て住宅になっていた。)
理由は定かではない。
後年私は障害者になり、
こうして現在コーヒーの仕事をしているとは
夢にも思わなかった。
そして、もしかしたら、コーヒーが自分の生業になるかもしれない
その事を思うと、
私はアジサイとの運命をかんじられずにはいられない。
人生何が起こるかわからないものである。





この事業所に相談してみよう
無料
お問い合わせ内容を選択してください (複数選択可)

電話でのご相談はこちら

05017210800
営業を目的としたお問い合わせはご遠慮ください

お役立ちガイド