最近、キャベツの値段が3倍になって1玉1,000円超えたとか、
本当に値上げは困るのですが、そもそも何故、数年前から値上げラッシュが
この値上げラッシュの背景には、昨今のさまざまな要因が絡み合った原材料の物価高
騰があります。新型コロナウイルスによる人手不足やサプライチェーンの混乱、ロシ
アのウクライナ侵攻による穀物や資源価格の高騰、急激な円安の進行などが重なり、
食品メーカーや飲食店は、一定のコスト吸収努力を行ってきましたが、もはや限界に
達しつつあります。値上げに踏み切らざるを得ない状況ですが、消費者の家計を直撃
するため、慎重にならざるを得ません。ただ、適正な利益を確保し、品質を維持する
企業努力を続けつつ、丁寧な説明と顧客満足度の維持向上により、値上げを進めてい
く必要があるでしょう。値上げ前の駆け込み需要、値上げ後の買い控えなど、需要の
波に柔軟に対応することも肝要です。物価高騰が沈静化するまで、値上げの動きは当

物価高騰が起きている原因として、以下の3つが挙げられます。
これらの要因が複雑に絡み合い、原材料価格の上昇や供給不足を招いています。
● 新型コロナウイルス感染症の拡大
● ロシアのウクライナ侵攻
● 超金融緩和策による円安
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、サプライチェーンの混乱と人手不足を引
き起こしました。感染対策のための工場の操業停止や、濃厚接触者の自宅待機などに
より、生産量と供給量が低下しています。
一方で、各国の経済活動再開により需要は回復傾向にあるため、需給のミスマッチが
ロシアとウクライナは小麦や大麦、トウモロコシなどの穀物輸出大国です。両国の戦
争により、穀物の生産と輸出が大幅に減少しました。これが世界的な穀物価格の高騰
を招いています。
また、穀物を原料とする食品や飼料の価格も押し上げています。さらに、ロシアは原
油や天然ガスの主要産出国でもあります。経済制裁の影響で、エネルギー価格も上昇
日本では、アベノミクス以降の超金融緩和策により、大量の通貨供給と低金利が続い
ています。一方、欧米では利上げによるインフレ抑制策に舵を切っています。この金
融政策の違いが、投資資金の流れを大きく変え、ドル高・円安を加速させています。
円安は輸入品の価格を押し上げるため、食材や資材、燃料など多くの原材料コストが
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